玉村町で屋根の塗装できないパミールの屋根の現場調査にうかがいました
今回は一見塗装が出来るコロニアル屋根に似た屋根材、
パミール屋根の現場調査にうかがったときの様子をご紹介します。
パミールと呼ばれる屋根材がこちらです。
見た目はなにも不思議なところはありません。
しかし細かいところを見ていくと・・・。
なにやら白いつぶつぶのようなものが見えます。
これをさらにアップで見ていきましょう。
屋根の表面が剥がれてしまって白い素地が見えています。
通常のスレート屋根・コロニアル屋根ではこのような劣化の状態はほとんどありません。
その際に考えられるのがパミールです。
パミールとはニチハというメーカーから販売されていたアスベストを含まない屋根材です。
アスベストが含まれていないので環境に・施工する人に優しいということで販売当時、画期的と人気の合った商品です。
しかし、このパミールという屋根材は屋根の表面をみるとミルフィーユのように何層もの膜があるような構造になっており、表面の強度が無いことが分かりました。
?下からでは判別が出来ませんがよく見ると分かります。
実は屋根の表面の強度がないと塗装が出来ないのです。
とにかく色だけをキレイにしたいのであればできないこともないのですが・・・
まず、職人さんが屋根の上で作業をすれば屋根材は割れてしまいます。
塗装工事の最初の作業の高圧洗浄をすれば屋根材の表面は傷ついてしまいます。
塗装どころではありません・・・。
そのため塗装には不向きとされているのです。
では屋根のメンテナンスをしなくてもいいかといえばそういうわけにもいきません。
そこでおすすめをするのが屋根のカバー工法です。こちらについては次回、ご説明します。
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