パラペット(立ち上がりの壁)の上には笠木(金属のかぶせ物)があることが多く
この部分の施工方法により雨漏りしやすいかどうか、しているかどうかわかります
笠木の雨漏りチェックポイントについて
1、金属同士のかぶせるところはどのような処理がされているか
2、被せてある笠木と下の外壁にどのくらい隙間があるかどうか
3、笠木の固定は釘でされているのかどうか
4、笠木の中は防水シートが施工されているかどうか(要点検)
です
特に今回の笠木は1、2、3がまず当てはまります
まず1番目の笠木と笠木のつなぎ目はコーキングの処理になっていますので
コーキングが切れてしまうと水が回り込むことがわかります
2番目の笠木と外壁の隙間ですが指が入るほど隙間が大きいと台風などの吹き込む雨で雨漏りしてしまったり・・・
逆に壁と笠木の隙間がなさすぎると雨水が吸いあがってしまったり、中に入った雨水が排出されないなんてことも考えられます
3番目の釘については写真のように上から釘を打っているだけですから釘が浮いてきてしまったり錆の発生なんかがあると雨水が回り込んでしまうこともあります
この3点は特に良く見ておくことが大切です
上記以外の状況で雨漏りしている場合は注意!
4番目の防水シートについて怪しむ必要があります
防水シートはのぞき込んで見える場合もあれば笠木を一度撤去しなければわからないこともありますのでこちらは費用をかけて点検及び修繕する必要があります
※防水シートがそもそも施工されてない場合もありえます※
そして特にこの笠木で弱いところがコーナーです