今回は高崎市綿貫町にてスレート屋根の現場調査に行ってきました。
お問い合わせ内容としては、屋根のコケが気になる瓦が欠けているということお問い合わせをいただきました。
早速、南面の屋根から高所カメラで屋根を調査していきましょう。
お問い合わせ内容のコケが確認できました。
オレンジ色になって部分は全てコケです。
このコケが多く発見される屋根は近年新築住宅に使われることの多いスレート屋根と、モニエル瓦に多く見られる症状です。
スレートに関しては主成分がセメントとパルプで形成されている為、スレート自体に撥水性がないのです。
このスレート屋根は新築から10年、15年と月日が流れるうちに塗装の膜が劣化し、
素地が出てきてしまいます。
素地がでてきてしまうとスレートが水を含み、写真のように苔が生えてきます。
続いては北面の屋根を調査していきましょう。
特にコケは北面に発生すること多いと言われています。
なぜ、北面に発生しやすいかというと日差しが関係してきます。
1枚目と2枚目の写真を比べてみてください。
先程ご説明したように今屋根材は塗膜が劣化し水を含みやすくなっています。
そのため南面はスレートが水分を含んだとしても、
日中は日差しが長く当たっているため水分が蒸発をしていきます。
しかし、北面に関しては日陰になることが多く、
水分がなかなか蒸発しないためコケが発生してしまう原因になります。
また北面の下屋根に関しては屋根の中で1番日が当たらないと言われている部分です。
この部分にコケが生えてくることが多く見られます。
そして、スレート屋根が劣化するともう一つ雨漏りの原因になる症状が起きる可能性があります。
それはスレートの割れです。
先ほどお伝えした通りスレートが水分を含みやすくなっている状態です。
日中含んだ水分が夜になって凍結すると、
水の体積が大きくなり写真のようにスレートを破損させてしまう可能性があります。
スレートが割れていなくても下地材を痛めている事になりますので台風などで突風が吹くと、ストレートが割れてしまう可能性が高くなります。
このようなことが起こらないようにする為にも、コケが生えた段階でスレートの屋根は早めのメンテナンスが必要です。
屋根の塗装はただ見た目をキレイにするだけでなく、防水性能を高めてお家を守ってくれるとても大切なものです。
屋根をメンテナンスするとこのように綺麗になり防水性を向上させることができます。
今、お家の屋根が気になる方はぜひ一度お問い合わせください。
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